インターネットに話しかけている

ブログを書いている人が何の目的で書いているかは人それぞれだ。

想像するに文章を書くことが好きな人なはず。

文章を書くことが嫌いな人でブログを書かなければならない理由は見当たらない。

仕事で会社の告知ブログをいやいや書いている人はいるかもしれない。そんな人には本当に今すぐにその仕事から離れられることを祈るばかりだ。

文章を書くことが好き⇨得意になる⇨アフィリエイトとか始めている人は多い。

僕はアフィリエイトはやっていないけど、いずれやりたいと考えている。

僕にはまだブログを書く明確な目的はない。それでも書いているというのは僕の心の中のどこかにそれをさせているものがあるということなはず。それはおいおい見つかればいいと思う。

今のところ、ブログを書いている理由として誰かに話しかけたいからだ。僕は普段自分の本音を他人にはほとんど伝えない。と言うか、自分の本音だと思えることが自分の中に見当たらない。

もちろん嫌な仕事を振られたら嫌だと思うし、顔にも出る。時には嫌だなと声も出るかもしれない。ただここではそう言う感情が漏れるのは本音とはしない。

しっかり意志を持って、方向性を持った感情にしていかないとと思っている。

そうした練習をどこでするのか。普通は親しい友人とそういうことをする。

僕はあまりにも見栄っ張りだからなのか、友人に対してもそれができない。

だから僕はこうやってインターネットに話しかけている。

インターネットに話しかけているだけで多少言葉が変わる。僕はインターネットを一つの人格のように考えている。自分しか読めないエディタ上の日記に独り言ちることとは明確に違う。

誰かに読まれる可能性があると思うと変わるのだと思う。

インターネット上の誰かの人格は多様極まりないが故に人格性が希薄になっている。

だからその人格に何を言われようが、別に構わないくらいに思える。だからこんなわけのわからない言葉も延々綴ることができるわけだ。

僕はここに書くことで救われている。

インターネットというものができて、言葉のあり方は大きく変わったはずだ。

手紙を書く相手の人格がこれだけ希薄になっているというのも言葉にとって初めてなのではないか。

こうした独白を続けていると自分はどうなってしまうのかと少し不安になる。

ヒリヒリとした気持ちの良い孤独も感じる。

宇宙と更新しているような感覚。

僕はインターネット上に言葉を放つことにそれと似たものを求めている。

 

インターネット、ではまた。